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母が暴行犯に襲われた時に身ごもった子が自分の弟であるというとてもヘビーな設定。
身近に起こる放火事件の謎を兄弟で追い続ける間はまるでゲームのよう。 そして、突然落とし穴のように現れる疑惑。 彼が自らの力で辿り着いたはずの"結末"は、実は運命のように弟が引き寄せていた"最終目的"であった。 どんどん映画化される伊坂作品。じつはこれも前から家にあった本。 伊坂作品を読むと文学的なものとエンターテイメントの境目がわからなくなる。 でもものすごく早く読めるのでとても娯楽性が高いと思う。 ただ、ところどころ気になって何度も読み返してはその奥にある意味を確かめようとしてしまう文章がいくつかある。 もう一冊あるので近々読んでみます。
by yucco_mini
| 2009-07-29 00:20
| books
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