|
装丁がとても素敵なので買ってしまう。
子供が昼寝している間に、小一時間もあれば読んでしまえる短編。 日常からふとした瞬間に入り込んでしまう非日常の世界。マンホールの穴から落ちたみたいに。 恐ろしいのにファンタジック。悲しいのにどこかぽかぽかとする余韻。 「脳みそをちゅうちゅう吸う・・・」というエピソードで、なんか読んだことあるような・・・とずっと思っていたら、1983年に発行された「カンガルー日和」(短編集)に収められている「図書館奇譚」の改稿らしい。 たしか単行本を持っていたので20年前くらいに読んでいたのだろうけど。あまりにも昔なので新鮮だった。 「カンガルー日和」が今、手元にないので(実家か?)どこが改稿されたかわからないが。 ずっと持っていたいなぁと思わせる内容と装丁なので、一瞬躊躇した値段(1500円)はもう気にならない。
by yucco_mini
| 2005-02-22 00:59
| books
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||