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賑やかな実家から戻って1日目の朝、娘は起きてからしばらく泣きじゃくっていた。
朝食に食べる彼女の大好物のバナナやトマトを見せても、ぜんぜん泣きやまなかった。 この食いしん坊が・・・。 楽しかった旅行や行事が終わってしまったあとのなんだかせつないあの感じを、強く感じながらその痛みを対処するすべもなく泣いているのだろう。彼女は親のわたしが驚くほど成長している。 オトナのわたしたちがもうあたりまえのようにやり過ごして生きているちょとしたせつなさや、チクチクとこころが痛むアレだ。 1歳4ヶ月の、こんなにちいさな彼女がせつないんだ、と思うとわたしもなんだか泣けてきた。 ぽろぽろと涙が止まらなかった。 もちろん、そんなふうに泣きじゃくる彼女がかわいそうでしかたがなかったのだが。 それと同時に、自分の中に隠れてる弱くて脆い何かが掃き出されていくような感じをわたしは止めることができなかったのだ。 しばらくして、膝の上で泣いていた彼女が不思議そうにじっとわたしの涙目をのぞき込んでいた。 そして泣き笑ってお互い元に戻った。
by yucco_mini
| 2004-10-04 02:30
| diary(育児)
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