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「僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。
外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない、
僕がほしいのは外からやってくる力を受けて、それに耐えるための強さです。
不公平さや不運や悲しみや誤解や無理解―――そういうものごとに静かに耐えていくための強さです。」

以上はカフカ君の素晴らしい主張です。

最近「海辺のカフカ」の再読してて、以前読んだときにはそんなに引っかからなかったセンテンスで立ち止まったりしています。
好きな本は、何度読んでも飽きない。


もう12月ですね。早いなぁ。

娘と川で水切り遊びをしました。
全然切れないけどね。。。

川は大好きです。流れるところが好きです。
橋をかけなきゃいけない、というところも好きです。
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# by yucco_mini | 2011-12-05 12:57 | diary(日々の泡)
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秋が深まってきましたね。
どうでもいいことをふと考えてしまってきりがなくなったりする季節でもあります。
(個人的な意見です)

日々が坦々と過ぎていくことに対しての考察を。

たとえば10代のころ、日々が坦々と過ぎていくことなんてないころ、
それでも当時のじぶんにとっては坦々と過ぎていくように感じることもあって、
無駄にイライラしてしまっていたあの頃。
なにをそんなにイライラしていたのかと今になって思うのだけれど
あれはきっと、自分を中心に世界が廻っていると思っていたからにちがいないね。

でも、だからといって何にもイライラしない10代のコなんて気持ち悪いので、
アレはアレでよかったのだろうと思います。
欲求不満を抱えていることは強い欲望を持つ顕れであって、まるで悪魔のように扱われがちな「欲望」と戦うことは1つの修行のようなものであると思うのです。

ほんとどうでもいい話ですな。



小学生の娘の、不完全なわがままに、不完全な言い訳に、不完全な感情表現に、たまにイラっとしてしまうことがあるのですが。
この「イラっ」はよくありません。
よく考えれば、物分かりの良すぎるできた小学生なんてまったく気持ち悪い。
将来が不安ですよ。そんなの。


近頃の、坦々と過ぎていく日々に、もうイライラすることはありません。
そこにはむしろいとおしささえも。

日常を粗末にあつかうことなかれ。
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# by yucco_mini | 2011-11-25 14:29 | diary(日々の泡)
ふがいない僕は空を見た / 窪 美澄
a0020009_13273078.png読んだ本のすべての感想を書くのは難しいので、こころに引っかかった作品だけはと思っている。
読了後、直感的にこの作品の感想を書くのは面倒だしイヤだと思った。
でも、そういう作品をスルーするのがいちばん良くないとわたしは勝手に自分のなかで決めている。(知らんがな)


五つの、というか5人の視点で描かれた救われない日常。
訳あり主婦にナンパされ、コスプレで不倫セックスする高校生の齋藤くん。
の話が出だしです。

この一つ目の終わり方が納得いかなかったのでやめようかと思ったけど、それから先が肝だった。


もう終わってしまいたいような人生もやっぱり終わらない。
自分で選び取ったわけじゃない軌道のうえで、幼すぎて修復もできなければ、救われるための何かを求めることもできない。
傷つけたくて傷つけているわけでもなく、剥き出しの無防備な心が本能的に自分を駆り立てている。

理不尽なことがらというものには理不尽な言い訳がついてまわる。
黄金律なんて機能しない、価値観のちぐはぐな世界で、
我々はいったい何をわかりあえるというのだろう?

それでも愚かな行為を愚かだと、我々は断罪せねばならない。
尊い行為を尊いこととして、きちんと敬わなければならない。


齋藤くんのお母さんが「希望」です。
彼女のたくましさをきちんと感じることでこの物語は救われる。
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# by yucco_mini | 2011-11-15 14:07 | books
日々泡111111
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11.11.11だからという理由で、半ば無理やり、ベッドの上にまでPCを持ち込んで日々泡をつづろうとしています。

隣では娘が、静かに寝息を立てています。
寝ている子どもは天使だな。
娘はもう8歳ですが、寝ている彼女の手のひらを触れると乳児のようにぎゅっと握ってきたりします。
なにやら悲しい夢を見てうなされているようなとき、そっと頭や顔をなでてやるとすーっと安らかな顔になっていきます。

そしてわたしは、ふと母をおもいだして、ほとんどのことがらがくりかえされていることをじんわりと感じるのです。

そして安心する。
つながっていることに、安心する。


物理的な何かではなく、理屈でもなく、目に見えるなにかでもない。
不確か極まりないはずなのに、確固として信頼できるものがそこに存在するのです。

絆、とか言っちゃう?
言わないもん。ぜったい口に出さない単語トップ20に入ってるもん。(自信ない)


幸福な気持ちがそこにもたらされることを、知るだけでじゅうぶんです。


おやすみ。
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# by yucco_mini | 2011-11-11 23:03 | diary(日々の泡)
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わたしが幼い頃の空はもっと青かった。
写生の時間に書いた空の色は水色じゃなくて青だった。

それは記憶が書き換えた色なのかもしれない。
実際に見ていた色がほんとうにそうだったのかもしれない。

「過去」は過ぎてしまうことでなくなってしまったりしない。
「過去」という呼び名で今現在に立ちあらわれている。
「過去」と呼びながらそれをありありと、むしろ時にはより鮮やかに、我々のなかで想起される。

という概念が哲学にはある。

そんなことをふと思う秋なのでありました。
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# by yucco_mini | 2011-11-09 12:03 | diary(日々の泡)