wandering landscape
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「手紙」 / 東野 圭吾 (著)  
a0020009_13301027.jpg両親を亡くし貧しい兄弟2人暮らし。弟の学費を手に入れたくて盗みに入った家で殺人を犯した兄。
弟を案じて刑務所から兄が送り続ける手紙をはさみながら弟の過酷な人生が描かれる。

小説や映画のいいところは、自分が経験できない景色や物語の中に身を投じて、そのなかでつかの間、あたらしく知る感覚や感情を手に入れることができることだ。

あー。やっぱりこうなるのか、と。
頭ではわかっていたけど残酷すぎる。
正直に生きても、慎重に生きても。すべてを片っ端から奪われる。
殺人犯の弟でいること。それは、社会の中でこんなにも異質なことなのか。
しかし、彼を異質なものとしてはじく社会の中の一人として、わたしたち読者はいる。
何かが解決されるわけではない。でも何かを考えなければならない。
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by yucco_mini | 2008-05-16 13:46 | books
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