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「真昼の花」 / 角田光代 (著)  
a0020009_2392440.jpg暇をみて古本屋で見つけては手当たり次第に読んでいる角田さんの本。なんとなく、短編がいいなぁと思う。
この本は、あてもなくバックパッカーとしての旅を続ける孤独な女性の話「真昼の花」と、絆のかたちがちぐはぐな家族のなかにいる"わたし"を描いた「地上八階の海」2編が収められている。

それぞれの主人公たちは、決して好きになれないタイプの人間なのに、どこか自分に似ている。それを見つけてしまうから嫌なのかも知れないな。
暖かいようでいて冷たい。
それは愛のようみにえながらほんとうはすごく冷酷だったり。
自分の中にある矛盾を冷静に眺めながら、でも結局そこから目をそらすように生きている曖昧さが自分をさらに孤独にする。
廃屋に惹かれ、そこに足を踏み入れることを望む感覚は、孤独を自分で選び、それをひそかに愉しんでいる感覚に似ている。
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by yucco_mini | 2007-07-08 03:07 | books
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