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「東京奇譚集」 / 村上春樹(著)  
a0020009_273554.jpg最初の「偶然の旅人」」の冒頭、ジャズにまつわる逸話を読んだとき、オースターだ、と思った。
ポール・オースターの「トゥルー・ストーリーズ」。似すぎ。
でもオースターと村上春樹はスタンスが同じだ。志向性の類似。
思いを巡らせる物事の種類や、その方向が同じ。

この短編集はあいかわらず、喪失についてのお話ばかり。
村上春樹の物語のすべてが、といっても過言ではないかもしれない。
でも人は、それを手にしているときには不可能な、喪失してからの、それについて思うときの思考力や想像力はいちばんすぐれていると、わたしは思う。
というか、好きだよね。わたしもだけど。
最後の「品川猿」のいきなり異次元な感じが楽しかった。
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by yucco_mini | 2005-11-07 02:23 | books
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