wandering landscape
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ミーナの行進 / 小川洋子
a0020009_13211962.jpg1972年春~1973年春。
父を失った岡山の12歳の少女が、伯母の住む芦屋のお屋敷で過ごす一年間。
スタイリッシュな伯父さん、ドイツ人のおばあちゃん、控えめな伯母さん、お屋敷ではたらく人々、コビトカバのポチ子。
そして、本が大好きで身体の弱い1つ年下のミーナ。
30年以上前の、あたたかいお屋敷の人々に囲まれて過ごした日々の回想。
失われた時間を宝物のようにたいせつに持ち続けた主人公が、その宝石をひとつひとつ丁寧に取り出して眺める。
読者はそんな彼女のこころの動きにそっと寄り添うだけでいい。


 / 「君なら大丈夫。どこへでも、行きたい場所へ行ける」 /

/ ...あの日曜日の冒険を思い出す。そうするだけで、自分が、過去の時間に守られていると感じることができる。 /



たとえどんなにせつなくても、かなしみや淋しさをかかえていたとしても。
そのとき歩いた道程やじぶんが下した決断は必ず、喜びとおなじくらいの価値が付与され未来のじぶんの過去におさまったその瞬間からそっと自分自身を守るのだろう。


リセット、なんてできないんだから。
リロード、でいいんじゃない。
目の前がすこし、拓けてきた気がするでしょう・・・・?
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by yucco_mini | 2011-09-02 14:01 | books
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