wandering landscape
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
ツリーハウス / 角田光代
a0020009_12282534.jpg西新宿の古い中華料理店「翡翠飯店」の三代記。
東京と旧満州を場面は行き来する。

なんだか大袈裟に描かれるべきテーマであるはずなのに、身構えていたわりには拍子抜けな印象。
衝撃的なエピソードが山ほどあるのに詳細は描かれない。
しかしそれは決して批判的な見解ではなく。
むしろ、エピソードよりも重きをおくべきは人間の感情の流れではないかという角田さんの意図かと勝手に想像。


現実は現実として。
過去は過去として。
未来は未来として。
 / ・・・今、家族を作るものは根っこではないのではないかと良嗣は眠りに沈みゆく頭で考え、その考えに自分でもはっとする。根っこではなかったらなんだ? 希望だ。 /       (本文より) 


ちょっと珍しいタイプの小説だと思う。
長いけど意外とすぐに読めるしちゃんと楽しめる。人物にとても味がある。
角田さんファンの評価が気になるところです。
むしろ角田さん嫌いな方が是非読んで感想を聞かせて欲しい。かもしれない。
[PR]
by yucco_mini | 2010-12-21 12:53 | books
<< merry christmas 日々泡(サンタレター) >>