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食堂かたつむり / 小川 糸 著
a0020009_22421410.jpg娘が図書館で借りてた本が返却期限切れになってたので急いで返しに行って何気なく見つけた本。

恋人の裏切りで財産と声を失った女の子が「料理を作ること」で他人に幸福を分け与えながら自分の幸福をみつけていくお話。

彼女にとって、料理をすることはもはや「神聖な行い」と言っても過言ではないくらい重要かつ恍惚的なできごとである。
そのときの意識のきめ細やかさときたらもうありえないくらい・・・ファンタジックすぎる。

わたしも一応食堂を営んでいた人の孫なので、出来あいのものを買ったりインスタントなものを利用することは少なく、料理することがとても身近である。
が、しかし料理が好きかと言えばべつにそうでもないし、下手ではないけど特別に上手なわけでもないと思う。
もう、それは日常すぎて。寝たり起きたりするのと一緒・・・的な。
で少し反省しました。
毎日自分の作るものを食べる子供もいることだし、もう少し愛を持って料理というものに取り組もうと。

このお話で一番好きな箇所は、かわいがっていたペットの豚を食べちゃうところ。
ちょっと残酷だけど正しいことであると思う。
そしてこの物語が壮大なファンタジーになるために最も必要なくだりだと思う。

ここで引き合いに出すのにふさわしい例えであるかどうかは分からないが、
わたしは釣りにおけるキャッチ&リリースのような考え方の意味が分からない。
キャッチしたらおいしく食べたれや!と・・・食べないならキャッチすんなボケ!(口悪っ)と・・・。
まぁ、増えすぎて生態系を壊す外来異種の魚を駆除するための釣りは別として。

母娘の関係をもっともっと深く描けばファンタジーではなくまた違ったお話になるんだろう。
という意味では少し中途半端な物語かもしれない。
最後、お母さんに声を聞かせてあげて欲しかった・・・というのは個人的な意見。
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by yucco_mini | 2010-05-16 23:31 | books
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